2022/2/22 1st リーダーアルバム発売!

「アルバム発売に寄せて」 by 江澤茜

2/22日に発売予定のCD「love calls」について、メンバーからもエッセイを書いてもらっています。
メンバーからも直接お買い上げいただける形になっていますので、是非、メンバーにもそれぞれお問い合わせください。

最初の記事は、最近、自分の初リーダー作も発表していよいよ充実している、サックス奏者の江澤茜ちゃんからです。

茜ちゃんは(というか、このバンドメンバーは皆なのですが、)とても良い音をしています。
そして、ジャズに対する愛情をとても感じるプレイヤーです。(これも皆です。)
3年間(なのですね?!)バンドで演奏してもらって、演奏について「不思議だな?」と思って質問をすると、
ものすごく真摯に、自分の中で起こって進行していることを答えてくれる、そういう感じの人です。

初めて会ったのは、3年前の多分1・2年前、
その頃、田村は家の近所の公民館を借りて、良く練習セッションをしていて、
そこに、ギターの山口廣和くんが連れてきてくれて紹介してくれたのだと思います。
何かの演奏仕事の後なのに、サックスを二本持って、短い時間のセッションに参加するために遠くまで。。。
と、大きくない身体に見合わない、体力(気力?)と、その良いサウンドにびっくりしたのですが、
その後、ライブの度に二本のサックスを持ってきてくれて、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。

さて、お待ちかね。
以下、茜ちゃんの文章です。

「アルバム発売に寄せて」 by  江澤茜

田村陽介コードレスカルテットに入り3年の月日が経ちました。
コードレスカルテットというのはそれまで殆ど経験がなく、また私は普段はアルトサックスを主に吹いていますが、このバンドではテナーも吹くことになり、田村さんのバンドに入ることは私にとって新しいチャレンジでした。
カルテットに入ってからは新鮮な驚きの連続でした。長く続いているバンドの音楽的なルールを共有するところから始まりましたが、そこでバンドのジャズボキャブラリの多さ、タイムや音色の良さを目の当たりにし、圧倒されました。こんなバンドに私なんかが入ってもいいのかというのが正直な感想でした。
田村さんはこのバンドにおいて、私にかなり自由に居させてくれました。この3年で私のプレイスタイルも少しずつ変わっていきましたし、また調子の良い時も悪い時もありましたが、懐広く、いつでもバンドに居ることを許してくれました。おかげで私はこれまで知らなかった新しい世界を体験でき、また一つカルテットという居場所も得ることができました。
コードレスカルテットという編成は、コード楽器がいない分、コード進行を説明する必要があったり、もしくは敢えて説明しなかったりする事ができ、とても自由で面白い編成だと思います。これに関してはこのバンドで学んだ事が多く、3年間をかけてどのようにアプローチしていくかを沢山試すことができました。また良い手本として田村さん、コブさん(宮本さん)、粟谷さんがいて、私が何か新しく練習に着手し始めたことがあると、それについて既にもっと深く研究している3人がいつもいました。
テナーサックスの魅力について知ったのもやはりこのバンドです。これまでにテナーをそれほど吹く事はなかったので、沢山機会を与えてもらえ嬉しく思っています。
多くの刺激や学びの機会になっている田村陽介コードレスカルテット、こうして初めて一つの作品が出来上がり、そして多くの方へバンドのサウンドを聴いていただける機会ができ、とても嬉しい気持ちです。これからの活動へもしっかり力添えできるように努めていきたいと思います。
田村さん、アルバム発売おめでとうございます!!

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