レコ発ライブ、茅ヶ崎ハスキーズギャラリー、高田馬場サニーサイドと終えました。
暖かいお客様とお店のスタッフの皆様、素晴らしいメンバーのおかげで、とても楽しい時間でした。
改めてありがとうございます!
まだまだレコ発は続きます。(マンボウが延長の見込みで、時間の変更などが見込まれますが、)
3/4金曜日 船橋コクリコットフォルテ
3/11吉祥寺サムタイム
3/30南与野ジャズマル
4/9松戸ブルートレーン
4/23八王子ジャズトレーン
どうぞよろしくお願いいたします!詳細はこちらのページをご覧ください。
さて、
録音に参加してくれて、素晴らしい音色とフィーリング、そして、アンサンブル能力を発揮してくれた粟谷巧君にもエッセイを書いてもらいました。
アワヤ君が文章を書いた文章を読めるのは、コロナで家に閉じこもっていた頃に「好きなベースアルバム10選」の様なバトンを書いていたのを見て以来かも。
ちょっとレアな気がします。そのバトンの記事もとても良い記事だった記憶があります。
是非お読みの上、田村やアワヤ君や、他メンバーまでCDをご注文いただけましたらば幸いです。
アワヤ君はinstagramにいるみたいです。ではどうぞ!
レコーディングについて by 粟谷巧
ベースと共に前橋の夢スタジオへと向かう長い道中、どの様なバンドサウンドが録られるのかとても楽しみな気持ちで向かっていました。
この編成はドラム、ベースのタッグがサウンドの土台として大きな影響力があると思います。
音色、タッチ、フィーリングに細心の注意を払い、田村さんのイメージに自分をプラスして、西村さん、江澤さん、宮本さんのハーモニーやメロディラインに対しての音の選択、コードレスの空間にしっかりと響きをもたらすことなど、とにかく意識する事がたくさんありました。
このバンドに誘って頂けるようになって、最初の頃はいいサウンドが作り出せずに苦労したのをはっきりと覚えています。
これまでコードレス編成は経験もありましたし、好きな編成でしたが、このバンドではコードに縛られないような自由な音の選択は必ずしもそぐわず、アレンジメントや構成をしっかりと把握、捉えて、そこで初めて自由になれる心のスペースを作っていくという工程が必要でした。
ただ和音楽器がないというだけで、自分の中で響かせながら演奏していく事が必須で、それも上手くできず克服すべき課題の一つでありました。ベース奏者でありながら、ホーンセクションの一員になっている様な、和音も鳴らしている様な、不思議な感覚に戸惑っていた事を思い出します。
今までも意識してきたつもりではありますが、自分の選ぶ音ひとつでバンド全体のサウンドが大きく変化することを改めて感じて、まずは初心に戻りシンプルでオーソドックスなベースラインをある程度設定して取り組んだところ、色々な可能性がみえてきてました。
当日まで何度もライブ、リハーサルを重ねて、今後のベース人生に大きく影響する課題を沢山見つけられた時間は宝物です。
最後に(まだ書きたいことは山ほどありますが…)
このサウンドをはじめからイメージしていた田村さんのセンス、理想、情熱、愛情、メンバーへのリスペクトをたくさん感じ、のびのびと演奏させて頂きました。
どんな時も謙虚で優しい田村さんの暖かい音楽がこの作品に詰まっていると思います。
粟谷